知的財産とは
これからの知財
知財で守り、知財で攻める
弁理士の役割
知財部門と特許事務所
働き方の違い
知的財産とは
人間の知的活動によって生み出されるアイデアには財産的な価値があります。
そうしたものを総称して「知的財産」と呼びます。
知的財産の中には特許権や商標権など、法律によって保護されるものがあります。
それらの権利は「知的財産権」と呼ばれます。
知的財産は他企業を市場から排他する為のビジネスツールであり、企業の競争力の根源となるものです。
知的財産権を取得することにより市場を独占できたりシェア争いで優位に立つことができます。
あなたの可能性を
拡げる育成戦略
AIに取って代わられない
「知財コンサルティング」を
アスフィは知財コンサルティングを大切にしています。
インターネットとAIの普及により資格と専門知識があれば安泰という時代は終わりつつあります。一方、溢れる程の情報があっても、特定企業のビジネスを優位に進めるための戦法提供(=コンサルティング)については、まだ当分の間AIは追いついて来そうにありません。アスフィで働くスタッフの存在価値を高めるもの。
それは、知財専門知識だけでなく、知財コンサルティング力を身に付けることだと考えています。
特許出願戦略のバリエーション
01
自社の技術を守る
自社(A社)の技術方式の特許を取得することは権利取得活動の中で最もオーソドックスです。しかしこればかりだと、他社(B社)のビジネスに対して何ら影響を与えないため、特許出願は単なる「コスト」に終わってしまいます。
02
ライバルを想定した
特許戦略を立てる
例えば、後発企業A社が技術方式βの製品市場に特許参入することで、B社のビジネスを弱めることができます。
03
多層的な特許マップで
ライバルより優位に立つ
A社が技術方式αにもβにも適用できるかつ、異なるレイヤーの特許を取得することで、B社を撤退に追い込む可能性もあります。
特許の取得=自社の技術を守ることばかりに目が向きがちですが、
特許の出願戦略には様々なバリエーションがあります。
ライバルに対して優位に立つためには、ライバルと未来を見据えた「戦略」が必要になります。
アスフィでは「ビジネスを勝ちにつなげる知財コンサルティング」を大事にしています。
ビジネスの可能性を切り拓く
特許の審査、権利範囲はとにかく奥が深いものです。明細書のちょっとした語句の違いで「白」にも「黒」にもなります。
弁理士は自らの経験を元に、発明を極力良い形で特許化するための「ネタ」を明細書に仕込みます。
権利化の道のりは幾重にも枝分かれしており無限とも言えます。時には途方に暮れることもありますが、権利化が成功しビジネスが軌道に乗れば、企業に大きな経済的メリットをもたらします。弁理士の腕ひとつで企業の運命を左右し得るような、エキサイティングな仕事ができます。
企業価値を高める知的財産
みなさま、企業の時価総額の理由を考えたことはありますか。
トヨタ自動車の時価総額は約42兆円であるのに対し、売上規模がはるかに低い米国のテスラ社の時価総額は約120兆円です。アップル社にいたっては約400兆円です。この米国2社の時価総額は日本の1年間のGDPにも迫る額です。
どうしてこのような差がでるのでしょうか。その理由は「知的財産権を含む無体財産の差」にあります。
投資家たちは、企業の持つ知的財産や知的財産が生み出す価値、将来性を評価しています。そしてその評価は、ビジネスを展開する上でも大いに有利になることでしょう。
知財を守り、
知財で
攻める弁理士の役割
弁理士は、知的財産の専門家です。特許や実用新案、意匠、商標といった産業財産権の取得や、各種紛争手続き、知的財産の活用に関するコンサルティングを行います。
知財部門と
特許事務所 働き方の違い
事業会社の知財部門
- 特定の製品やサービスに深く関わる
- 社内調整的な業務が多く、権利取得スキルを伸ばしにくい
- 人事異動で、知財の仕事から離れることもある
=社内のコーディネーター・マネジメント役
特許事務所
- 幅広い業界や製品の知財戦略に関わる
- 知的財産の出願や権利化に特化した業務ができスキルを伸ばせる
- 緊張感があるが権利化できればお客様に感謝される
=権利化のプロフェッショナル
一番の違いは、会社の知財部の仕事はどちらかと言えば社内の多部門に働きかけるコーディネーター(調整役)であり、
特許事務所の仕事は対特許庁の手続きを通した権利化のプロフェッショナルであるという点です。
どちらを目指すかは、ご本人の適正と「好きなこと」が基準です。