太田
香苗
Kanae
Ota
入社年 2013年
職種 弁理士
経歴 エネルギー関連企業に7年間勤務した後に入社し、主に機械・構造系の分野を担当

企業の技術系所員として働きながら修士号を取得。アスフィに入社後、弁理士になりました

現在は、発明創出のサポートから、先行技術調査をはじめとする各種調査、国内外での権利化を目的とした特許出願や拒絶理由対応、侵害予防調査や情報提供、異議申立、警告対応、鑑定といった他社特許への対応まで、幅広く行っています。主な担当分野は機械・構造系で、特に医療機器の発明に関わる機会が多いですね。
前職は、エネルギー関連企業の技術系所員でした。大学の電気電子工学科を卒業した後に入社し、工場の運転部門と事業部の企画部門に7年間勤務しました。その間に、業務に必要な知識や技術力を身につけるために、働きながら大学院で量子エネルギー工学を専攻し、修士号を取得しています。
2013年にエネルギー関連企業を退社してアスフィに入社した後は、特許技術者として働きながら試験勉強を続け、2019年に弁理士試験に合格し、弁理士になりました。

理系の知識を活かしてスペシャリストになりたかった

弁理士になりたいと思ったのは、知的財産権の分野で専門的な業務ができる点に魅力を感じたからです。前職は技術職ではありましたが、専門性が必要ない業務も多くて。勤続年数が長くなるにつれて、次第に、何か1つのことを極められる職に就きたいという思いが膨らんでいきました。
そんな時に知人から、私が大学や大学院で学んだ知識を活かせる仕事として弁理士を勧められたことが、興味を持ったきっかけです。自分でも調べてみて、文章を書くのが好きな自分には向いているし、まさにスペシャリストになれる職種だと感じました。
そのほかに、特許事務所の業務はデスクワーク中心で、ライフスタイルの変化があっても長く働き続けられそうだと感じたことも志望理由の1つです。

上司の指導が丁寧で、働き方の相談もしやすい環境です

所長や特許技術者の先輩所員が丁寧に指導してくれたおかげで、未経験でも安心して特許事務の業務を進めることができました。また、働き方についてもこまめに相談に乗ってもらえるので、入社以来、メンタル面の安定が保たれていて、のびのびと働けています。上司の意思決定が早く、無駄な会議や打ち合わせがないため仕事を効率良く進められるのも、アスフィの良いところだと思っています。
ただ、物音が少ない静かな職場環境には少し驚かされました。特許技術者や弁理士は集中して黙々とパソコンに向かっているので、業務中はほとんど話し声がしないんですよ。前の職場は常に誰かの声や動き回る音でざわざわしていたので、慣れるまでは緊張しました。

クライアント対応では、前職で培った調整力が発揮されています

出願などの知財戦略を立てる際には、クライアント企業の担当者や発明した研究者とコミュニケーションを取って、意図を汲み取りながら形にしていかなければなりません。前職では多数の部署と連絡を取って合意形成していくような業務も行っていたので、そのときに身についた調整力が、特許事務の業務にも活かされています。
一方、特許の専門用語や特許公報に使われている独特の表現に慣れるまでは苦労しました。入社前からすでに弁理士試験や審査基準の勉強はしていましたが、実務経験はなかったため、初めて見聞きする用語や表現ばかりで……。日常の業務を通して多数の特許公報の文面に触れるなかで、少しずつ覚えていきました。

諦めずに打開策を見出し、難しい案件の権利化にこぎつけたときは特にうれしいです

クライアントが諦めかけてしまうような権利化が難しい案件でも、粘り強く検討や推敲を重ねて打開策を見いだせた時には、特に喜びとやりがいを感じますね。例えば、拒絶理由通知への対応がうまくいった時とか。私は拒絶理由に対応する際には、クライアントがその発明に対してどういう思いを持っていて、何のために特許を取得したいのかという原点にいったん立ち返ることにしています。その内容を掘り下げて意見書や補正書に反映すると、拒絶理由が解消されることが多いですね。
アスフィでは原則的に、1つの発明に対しては、出願から審査対応まで一貫して同じ所員が担当するルールになっています。そのため、体系的で幅広い知識やスキルを身につけやすく、自分がステップアップしていることを肌で感じられます。

アスフィは「働く人を応援する事務所」。制度を活用して仕事と子育てを両立中です

一言で表すと、「働く人を応援する事務所」でしょうか。アスフィでは、未経験者でも、やる気があればどんどん新しい案件に挑戦させてもらえます。私自身、未経験からスタートしたにもかかわらず、徐々にクライアントから継続して依頼をいただけるようになり、今では積極的な提案もできるようになりました。
また、期限の範囲内なら自分で仕事のペースや量をコントロールできるので、働きやすさも抜群です。さらに、育児中の所員を対象とした時短勤務はもちろん、都合に合わせて在宅勤務を選べる制度や、有給休暇・産休・育休・弁理士試験休暇といった休暇制度も充実しています。こうした制度を利用することで、個人のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方ができます。
私の場合、今は子どもが幼いため、時短勤務を利用しています。通院などがある日は、有休や在宅勤務を組み合わせて乗り切っています。

知識と経験を積み重ね、安心して任せていただける弁理士になることが目標です

これまで、一件一件丁寧に検討し、きめ細やかでお客様に寄り添った対応を心がけることで、クライアントから継続してご依頼をいただけるようになり、ご依頼件数も年々増えてきたという実績があります。今後もこの対応を継続していくとともに、技術や法律の知識をさらに深めて経験を積み重ねていくことで、この人に任せれば安心だ、とクライアントから思っていただけるような弁理士になることが目標です。

同僚から見た太田さん

太田さんは、任せられた仕事は代表者意識をもって主体的に取り組むいわゆる「社員稼業」の感覚を強く持ち合わせている所員であり、アスフィの申し子といっても過言ではない存在です。今後も活躍を期待しております!

弁理士

酒井 俊樹

仕事の進め方や弁理士試験に向けた対策等について丁寧に教えてくださり、私が弁理士試験に合格できたときには一緒に喜んでくださった、とても優しく頼りになる先輩です。

弁理士

辻 奈央

クロストーク

転職者座談会へページ遷移します。

8割が業界未経験で入社
わたしがアスフィを選んだ理由

OB×所長対談へページ遷移します。

アスフィから次のステップへ
退職者の本音をインタビュー

子育て座談会へページ遷移します。

両立を支える制度や雰囲気があるから
ライフステージに合わせて働ける

オフの日座談会へページ遷移します。

休日の充実が仕事への意欲にも
わたしたちの趣味時間