奈央
Nao
Tsuji
入社年 2019年
職種 弁理士
経歴 不妊治療専門病院での生殖補助医療胚培養士を経て入社し、医療、構造、機械などの分野を担当

不妊治療に携わる胚培養士の仕事から転職しました

弁理士として特許出願に関する業務を担当しています。先ずはクライアントが知的財産権を取得する目的を把握し、発明等の本質を捉えるヒアリングを行います。その後、先行技術との比較検討や取得可能な権利範囲の精査を行い、利益を最大化する出願戦略をご提案します。最後に、出願書類の作成と特許庁への対応を経て、真に価値ある権利を獲得するのが仕事です。
前職は、不妊治療専門病院で体外受精などを行う生殖補助医療胚培養士でした。大学院で生物系の研究科を修了した後、不妊治療専門病院に就職して胚培養士の資格を取得し、不妊に悩む方々を約4年間サポートしました。具体的には、体外受精の実施、医師が実施する手術の補助、国内外での学会における最新研究データ発表などを行っていました。その後、アスフィに入社して弁理士資格を取得し、現在に至ります。

より成長できる環境に身を置くため、弁理士を目指すことを決意しました

弁理士への転職を志したのは、仕事を楽しみながら成長し続けられる環境に身を置きたかったからです。
前職の胚培養士は大学研究からの延長線上で選びましたが、自身のキャリア形成を長期視点で見直す中で転職を決め、「仕事を楽しみながら成長し続けられる」という第一条件に一致したのが弁理士でした。
公私ともに学び続ける習慣は人生を豊かにすると考えており、知的財産権に関わるこの仕事は、産業の発展などに伴う新たな知に溢れ、10年、20年と経験を経ても知り尽くすことは出来ないと思いました。さらに、法改正に伴って常に知識を更新し続けることも必要であり、弛まぬ努力を求められる仕事ですが、国家資格である弁理士にはその価値があると思い、挑戦を決意しました。

心理的安全性が高く、仕事に集中できる環境です

心理的安全性がとても高い職場だと感じています。課題が生じても個人を責めることはなく、所員全員で対応していくという風土が醸成されていることにより、各々が仕事に集中できる環境となっています。
異業種からの転職という立場では、知的財産権に関する予備知識を持たずに入社した私に、先輩方は業務を通して丁寧な指導を続けて下さり、特許事務所での仕事のやり方を無理なく短期間で身につけることができました。難しい案件で対応に悩むときには、先輩から的確なアドバイスをいつでも頂けるなど、教える、学ぶということが自然に行われ、人が育つ環境が整っていることがアスフィの強みの一つであると思います。

異業種の経験で得た観点は、より質の高い仕事に繋がります

異業種での経験を経て弁理士に転職したことによるアドバンテージは、クライアントのニーズをより深く理解できることだと思います。特許事務所では幅広い業界のクライアントとともに仕事をするため、「業界により異なる常識の違い」「権利化の先にある知財戦略」などを理解して適切に対応することが求められます。そのため、異業種経験で得た観点は様々な気づきを得ることを助けてくれるとともに、より質の高い仕事に繋がります。
転職による苦労については、安心して働ける職場でストレスも少なく、特に感じませんでした。

知略を巡らせ、クライアントに喜んでいただける権利を獲得します

知的財産権の仕事では、幅広い分野の新しい技術に触れられるため、日々、知的好奇心を刺激されます。
業務においては、知略を巡らせて権利を獲得する道を探し出すことが楽しく、特許庁からの拒絶理由通知への対応が特に面白いです。事前の出願戦略と作成した出願書類の内容が重要であることはもちろん、特許庁への対応においては、積み重ねてきた知識と経験が試されます。
この仕事は、一つ一つの案件から得られる経験と自らの努力で実力をつけ、より難易度の高い案件を成し遂げることでやりがいを感じ、さらに成長するという良い循環が生まれる魅力的な仕事です。
先ずは一人ひとりが自分のために実力をつける。それが自社発展の源泉となり、クライアントのビジネスや社会貢献にも繋がる。私はそう思って仕事を楽しんでいます。

的確な案件差配と協力体制で、残業の少ない職場です

アスフィでは時差出勤制度が設けられており、早めに出社して早く帰宅するなど、ライフスタイルや都合に合わせた勤務ができます。休日は官公庁と同じく土日祝日となっており、案件の差配や労務管理もしっかり行われているため残業は少なく、プライベートを犠牲にすることなく働けています。
私はアスフィに入社後、働きながら独学での試験勉強を約2年間続け、弁理士の資格を取得しました。
先輩方のご協力により、業務量を調整して頂いて十分な時間を確保できたこともあり、平日の帰宅後と週末の勉強で弁理士になることができました。

人生の大部分を過ごす職場として、特許事務所は最良の選択肢の一つです

弁理士や特許技術者は高い専門性を求められますが、広く社会に貢献でき、充実した人生を送る上で最良の選択肢の一つであると思います。高い専門性といっても、求められるのは「興味をもって深く理解する」「やるべきことには手を抜かない」「皆で協力して課題を解決する」など、どの職種にも共通した努力です。先ずは自らのために努力して実力をつけ、人生の大部分を過ごす職場で仕事を楽しむことは大切であり、特許事務所にはその環境が整っていると思います。

同僚から見た辻さん

辻さんは初心者として入所しましたが、めきめき実力をつけ、弁理士資格も取りました。事務所の中では若手ですが、これからの益々の活躍が期待されます。

特許技術者

小出 典宏

明るく朗らかな辻さんの笑顔に元気を頂いています。朝早い時間からお仕事をされていることが多く、効率よく確実に業務を進められていて尊敬しています。

外国特許事務

藤 友味

クロストーク

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